以前書いた記事はNXSM-4BRUにPPPoE情報が入っている状態でRTX810をVPN接続のみに利用する方法だったのですが、今回はNXSM-4BRUのPPPoEは利用せず、RTX810にPPPoE+VPNの設定をする場合について記載します。
なぜこんな形になったかと言うと、前回の記事ではNXSM-4BRUで050IP電話を利用していた環境だった為、PPPoE情報を削除する事が出来なかったから。さすがに最近は050IP電話では無く、ひかり電話のみを利用している事が多くなってきたので、こちらの記事の方が参考になるかと思いアップします。
ポイントとしては以下のような形となります。
・NXSM-4BRUからPPPoE情報を削除
1.NXSM-4BRUと設定用PC(IPは自動取得)を接続し、ブラウザから「http://192.168.1.1」に接続
2.ユーザー名は「user」、パスワードは無し。
3.メニューから「ルータ設定」-「WAN設定」をクリックし、PPPoE設定を削除しておく
・NXSM-4BRUからRTX810のWAN(LAN2)をLANケーブルで接続
・RTX810のLAN1から設定用PCへ接続
イメージ的には下図のように。
この接続をしてからRTX810の設定に移ります。
1.RTX810のLAN1に接続されたPCはDHCPの場合「192.168.100.2」以降が振られるので、ブラウザから「http://192.168.100.1」にアクセス
2.IPアドレスを変更したい場合は設定画面の「詳細設定と情報」から「LANの設定(IPアドレス、DHCPサーバ)」から変更
3.「プロバイダ情報の設定」からユーザーアカウント、パスワードを登録
4.固定グローバルIP契約をしていない場合、「詳細設定と情報」-「ネットボランチDNSホストアドレスサービスの設定」でダイナミックDNSホスト名を登録
5.「詳細設定と情報」-「VPN接続の設定」からTUNNELを追加し、「IPsecを使用したネットワーク型LAN間接続VPN」を選択して必要情報を入力。
これをお互いの拠点で実施する事で無事、NXSM-4BRU配下に接続したRTX810を利用したIPsec-VPNが構築出来ます。